今回はIPO投資でも狙い目とされるカブドットコム証券について紹介します。
基本的に主幹事となることはほとんどないため、本当に当選するのか。という不安がありますが、委託販売というものを行っており、また割当の100%が抽選に配分されるため、意外と当選報告が多い。というのが特徴です。
カブドットコム証券は、ネット専門の証券会社です。
日本オンライン証券と、イーサンワ証券が合併したことにより誕生し、その後、三菱UFJフィナンシャル・グループのMeネット証券と合併しました。
このように、三菱系の証券会社となり、大手証券会社である三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの委託販売があります。
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カブドットコム証券の売買手数料は?
以下の表にも記載がありますが、とにかく少額の売買手数料が非常に安く設定されています。
しかし、50万円を超える金額を売買するときには、他社よりも若干割高となることが多いです。
そのため、少額で取引をすることが多い場合は多用できますが、大きな金額での取引がメインの場合は、別の証券会社を検討した方が良いでしょう。
出典:カブドットコム証券HP
本サイトでもいくつかの証券会社を紹介していますが、正直いってどの証券会社が一番良いか。
という点においては、ひとそれぞれです。
などなど、要望は様々です。
証券会社の口座を開設するのは無料ですし、維持費も基本的にはかかりません。
そのため、複数の証券会社の口座を開設し、自分の目的や使いやすさにあった証券会社を実施に使ってみることが大事です。
実際に私は、SBI証券をメイン証券としていますが、他の証券会社から目標株価を確認したり、取引によって金額によって証券会社を変えたりしています。
ちなみにSBI証券をメイン証券にしている理由は、IPOポイント制度があり、資金をそこに集中させているためです。
*SBI証券のIPOポイント制度の詳細についてはこちら↓↓↓
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カブドットコム証券のメリットとは
さて、ここからはカブドットコム証券のIPO制度のメリットについて、紹介していきます。
証券会社によってIPOの制度が異なりますので、しっかりと各証券会社のルールを把握しておきましょう。
メリット1:IPO割り当て株数の約100%が抽選に割り当てられる
カブドットコム証券はその割当に対して100%が抽選に回ります。
これはマネックス証券でも同様の取り扱いですが、10%が抽選に回る場合と比べると当然ですが、10倍になります。
両者ともに直接配分株式数は少ないのですが、その分全てが抽選枠になりますので、以下のように実際には他の大手証券会社よりも割当が多くなることもあります。
店頭販売を行っている証券会社では、抽選に割り当てられる割合が全体の10%程度の証券会社が多いです。
割り当て株式数が多い場合でも、抽選に割り当てられる株式数が少ないと結局のところ当選確率は下がってしまいます。
メリット2:1口座1抽選の平等抽選方式!
カブドットコム証券は、1口座あたり1抽選という方式をとっており、資金として1億円用意していようと、資金を必要最小限で申し込みをしようと、1口座の中から抽選を行うため、優劣がない。ということです。
資金に余裕がある方からすれば、この制度はあまり嬉しくないのですが、個人の限りある資金の中でIPO投資を行う人にとっては、非常に朗報です。
申し込みをし続ければ、当選をする確率がぐっと高まります。
メリット3:後期型申込を採用しているので、資金拘束のタイミングが違う
IPO投資を行う方の多くは限られた資金を有効活用している方が多いと思います。
後期型申込を採用している証券会社は他に岩井コスモ証券がありますが、申込日程を確認すると資金拘束のタイミングに若干の違いがあることがあります。
上手く資金移動を行うことで、少しでも当選確率がアップし、その当選結果により、数万円~数十万円の利益が得られると思ったら、面倒でも試してみる価値はあるのではないでしょうか。
メリット4:三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの委託販売がある
カブドットコム証券は主幹事になることはほとんどありませんが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券から委託販売を受けることがあります。
カブドットコム証券は100%配分で、申込数が他の大手証券会社と比べると少ないので、意外とバカにできません。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事もしくは幹事になった場合はカブドットコム証券へどれくらい委託販売があるかを注意して確認しましょう。
カブドットコム証券のデメリットとは
デメリット1:主幹事にはあまりならない
まず、カブドットコム証券が主幹事になることはほとんどありません。
IPO投資の基本が主幹事からの申込みです。
ただし、意外と当選実績は高いので、穴場的な証券会社とも言えます。
デメリット2:幹事に入ることが少ない
これも1とほぼ同じですが、主幹事に入らない・幹事に入らないことで、そもそもの申込数が少なくなることが多いです。
事前に口座開設を行い、来たるべきときに備えておくのが良いでしょう。
デメリット3:割当数が少ない
大手証券会社と比べると、大きな割当数は期待できません。
ただし、抽選枠が100%ということで、意外と当選する可能性が残されているのもカブドットコム証券の特徴でもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
カブドットコム証券はIPO投資だけでなく、一般信用売り在庫数が豊富で、逆日歩リスクなしでつなぎ売りが可能です。
そのため、お得に株主優待を取得できます。
(この方法については別途紹介します。)
また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事の際には、想像以上にカブドットコム証券に株式が流れてくることがありますので、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事となった場合は積極的にカブドットコム証券を活用しましょう。
IPO投資はとにかく根気との勝負です。
申し込んでもなかなか当選しない日々が続きますが、申し込みをしなければ当選することはありません。
根気よく申し込みをし続けた人だけがその利益を得るのです。
まずは口座開設を行うことが第一歩です。
興味のある方は、ぜひ行動していきましょう!