今回は東海東京証券について紹介します。
比較的中堅的な立ち位置である東海東京証券ですので、あまり情報がないという人も多いのではないでしょうか。
IPOの申し込みについて、2015年までは電話という手段でしか申し込みができませんでしたが、今ではインターネットからの申し込みのみと変更になりました。
こういった変更もあり、今密かに注目されている証券会社とも言えます。
あまり聞きなれない証券会社とも言えますが、ここ数年主幹事を務めることが多くなっており無視できません。
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東海東京証券の特徴は
東海東京証券でかんたんダイレクトサービスというネット取引中心のサービスに登録している場合、ネットからIPOに参加することができます。
また、資金拘束については、ブックビルディング時には、前受金が必要で資金拘束されてしまいますが、同じ資金で他銘柄へのブックビルディングへ申し込みができます。
上場が集中する12月などは、銘柄ごとに資金拘束されてしまう証券会社はその都度資金を入金しなければなりません。
同じ資金で申し込みができると、一番高い金額の資金を入金しておけば全て抽選対象となるので、その分当選確率を高めることができます。
ネット申し込みになったり、重複申し込みが可能になったりと、個人投資家のため改善をしている姿勢は非常に評価できますね。
本サイトでもいくつかの証券会社を紹介していますが、正直いってどの証券会社が一番良いか。
という点においては、ひとそれぞれです。
などなど、要望は様々です。
証券会社の口座を開設するのは無料ですし、維持費も基本的にはかかりません。
そのため、複数の証券会社の口座を開設し、自分の目的や使いやすさにあった証券会社を実施に使ってみることが大事です。
ちなみにSBI証券をメイン証券にしている理由は、IPOポイント制度があり、資金をそこに集中させているためです。
*SBI証券のIPOポイント制度の詳細についてはこちら↓↓↓
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東海東京証券のメリットとは
さて、ここからは東海東京証券のIPO制度のメリットについて、紹介していきます。
証券会社によってIPOの制度が異なりますので、しっかりと各証券会社のルールを把握しておきましょう。
メリット1:東海東京証券は口座数の割には主幹事になることがある
IPO投資の鉄則は主幹事の証券会社から申し込みをすることですが、主幹事になるのはほとんどが大手証券会社です。
その大手証券会社は400万ほどの口座開設数があります。
その分多くのライバルが申し込みをしますので、どうしても確率は低くなってしまいます。
しかし、東海東京証券は約30万強の口座開設数となり、ライバルは約10分の1です。
そして、東海東京証券は主幹事になることが中堅の証券会社の中では多い方です。
年間で数件かもしれませんが、この東海東京証券が主幹事を務める際は、とてもチャンスですので逃すことなく申し込みをしましょう。
メリット2:1口座1抽選の平等抽選方式!
東海東京証券は、1口座あたり1抽選という方式をとっており、資金として1億円用意していようと、資金を必要最小限で申し込みをしようと、1口座の中から抽選を行うため、優劣がない。ということです。
資金に余裕がある方からすれば、この制度はあまり嬉しくないのですが、個人の限りある資金の中でIPO投資を行う人にとっては、非常に朗報です。
申し込みをし続ければ、当選をする確率がぐっと高まります。
メリット3:引き受け枚数に応じてステージ制の導入で当選確率アップ
東海東京証券は、引き受け枚数が、2,000 単位以上か、2,000単位未満かで、抽選方法が変わります。
出典:東海東京証券HP
このように、2,000単位以上であれば、全体の10%が完全抽選となります。
出典:東海東京証券HP
2,000単位未満であれば、10%が完全抽選、残りの90%が優遇ステージによって配分が異なります。
多くの資金がある人や取引を行っている人が有利になりますが、2,000単位未満ですので、あまり気にしなくても良いでしょう。
東海東京証券のデメリットとは
デメリットというほどのものではありませんが、他の証券会会社と比べて、このあたりは注意点しなければならない。
という点を紹介していきます。
注意点1:抽選配分率が10%となる
東海東京証券では、IPOを売り出す全体の約10%を目安にネット抽選で取り扱います。
大手証券会社では、10%配分は当たり前ですが、中堅である東海東京証券ですと、配分される株数も少ないので抽選配分率が10%ということですと幹事入りしても配分される株数は僅か、ということもあります。
この10%という数字は割と通常の取り扱いですが、マネックス証券等はこの配分が100%だったりするので、単に取り扱い株式数が多いといって、抽選に割り当てられる株式数も多いとは限らない。という点には注意が必要です。
注意点2:申し込みをする際は、前受金が必要
大抵の証券会社は東海東京証券と同様ですが、申し込みをする際には購入ができる金額と同額の資金が必要です。
特に上場が集中する12月などで資金に限りがある方は、どの銘柄に申し込みをするかを事前計算しておきましょう。
ちなみに、資金不要でIPOの申し込みができる証券会社は以下のとおりです。
・野村證券
・松井証券
・岡三オンライン証券・
・いちよし証券
・ライブスター証券
・エイチエス証券
・むさし証券
まとめ
いかがでしたでしょうか。
東海東京証券は、意外と幹事入り・主幹事になることが多く、当選報告も多い穴場証券会社です。
IPO投資はとにかく根気との勝負です。
申し込んでもなかなか当選しない日々が続きますが、申し込みをしなければ当選することはありません。
根気よく申し込みをし続けた人だけがその利益を得るのです。
まずは口座開設を行うことが第一歩です。
興味のある方は、ぜひ行動していきましょう!