
今回は大学職員になる人はどんな人について紹介します。
・大学職員になる人の実態
・大学職員に求められるもの
大学職員のスペックは?
最近の大学職員の人気はかなりのものです。
給料は大手民間企業の役職クラス、出世争いはなし、業務のプレッシャーはなし。
ネットではこんな素敵なワードで溢れています。
大学職員と聞いて、どのようなイメージを持たれますか?学生時代を思い出すと、大多数の人は、 「学部窓口でレポートを預かってくれる人。」「サークル活動の際に学生部の事務職員に色々と書類を提出した。」[…]
大学職員の給料・年収って?さて、今回は大学職員の給料について紹介します。大学職員といっても、国立大学と私立大学では待遇が異なります。国立大学職員については、別のページで紹介をしていきますので、今回は、私立大学職員について[…]
さて、こんな理想的な待遇である大学職員になる人はどんな人でしょうか?
ネットの噂されるイメージはこんな感じでしょうか。
学歴:早慶以上は当たり前。東大、京大出身者、もしくは母校に怪しい繋がりがある人
中途採用者:一部上場企業、誰もが知っている大手企業出身者、博士課程修了者
語学能力:TOEIC800点以上、中国語等、複数言語が話せる
性格:明るく、コミュニケーション能力に長けている
話を盛っている部分もありますが、この条件であればこれだけの人材が応募してもおかしくありません。
では、これだけのスペックがある人じゃないと合格をしないのでしょうか。
ちなみに私のスペックは、
学歴:母校(早慶未満)
語学能力:TOEIC400点、話せる言語は日本語のみ。留学経験なし
性格:コミュニケーション苦手
パソコンのスキル:面接時はwordに入力ができる程度、パワーポイントはほぼ使ったことがない。
バイト:レジ打ち(バイトリーダーではない)
コネ:なし
この程度のものです。
こんなスペックで合格できるの?と思う方が多くいるかもしれません。
大学職員になるにはコネが必要なのか
ちなみに、身内に大学関係者がいたとか、ゼミの先生が大学上層部に強いコネがあるわけではありません。
実際に私が受けた大学は、エントリーシートだけで何千という応募があり、実際に合格をしたのは10名強程度でした。
⇒最近改めて確認したところエントリーは5,000以上あり、ES提出がその半分でした。
このうち、TOEIC800点・900点以上やTOEFL等の英語力を測る試験で高得点をとっている人材は非常に多かったと思います。
大学職員になるには英語能力は必須??
近年、日本の大学は『国際化』をキーワードに躍起になって、留学生を受け入れたり、学生を留学させたりしています。
この影響から、事務職員に英語能力がないなんて、マズいですよね。
確かに、英語能力が高いことは非常に高評価です。
何点以上あれば良いの?と言われたら、600点ぐらいあれば良いという人もいれば、900点必要という人もいます。
ただ、安心してほしいのは、全ての業務で英語が必要ということはありません。
私は英語がまったくできませんが、今の職場ではほとんど英語を使うことはありません。(ただ、今後はどこかで必ず必要になるので、勉強中です。)
つまり、英語能力はもちろん高ければ高いほど良いけれど、それがなければ受からないものではありません。
大学職員になるにはどんな能力があれば良いの?
では、どんな能力があれば良いのか。
それは熱意です。
突然精神論が出てしまいましたが、これから述べることを他の志望者よりも声を大にして説明ができるか。
ということが一番大事なことだと私は思います。
現在の教育業界が抱えている状況について
大学職員を目指すあなたは、こんな質問があったときなんて答えますか?
①.志望する大学の現状や日本の大学が抱える問題点、その比較ができるか
②.日本の大学と海外の大学の違いがわかるか。違うことによるメリットやデメリットが言えるか。
③.①と②について、自分なりの分析とそれに対する意見を、根拠をもって言えるか。
大学職員としての適性
また、知識に加えて大学職員としての適性にあった人材を求めています。
①.大学職員にふさわしい人材か
⇒大学によって風土や求める人材が異なることがありますが、革新的な発想やバリバリの営業マンよりも、1つの仕事をしっかりとこなせる人材が求められることが多いです。
②.職員の性格
⇒大学職員は協調性がとても重要です。
③.①と②について、自分をアピールすることができるか。
①については、志望する大学の就職課に相談に行って確認した方が良いです。
例えば凄いチャレンジ精神旺盛な人を求めている場合、どんなに能力が高くても不合格になる可能性が高いです。
大学職員を希望する理由
ここからは志望動機の基本的な考え方です。
①.何故大学職員になりたいのか
②.何故教育業界に興味があるのか
③.大学職員でなければならない理由
本音と建前をどこまで見せずに説明することができるか。
この辺は面接でもバレますので、自分が働く上で、やりたいこととか、理想とかをしっかり整理しておきましょう。
志望動機については、別の記事で深堀りしていこうと思います。
大学業界の知識を得るには
そうはいっても熱意だけは合格まで辿りつくのは難しいです。
(当たり前だろ。と思うかもしれませんが。)
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試験対策について
面接に対する姿勢やエントリーシートの書き方等、本HPでも紹介しているものについては確認をしておきましょう。
採用関係を主とするエージェントから話を聞くことも非常に重要です。
クレペリン検査に続き、エントリーシートの書き方について紹介していきます。*クレペリンの詳細についてはこちら↓↓↓[sitecard subtitle=関連記事 url="https://kyoikunosusume.com/[…]
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まとめ
ここまで記事を読んで、どのように感じたでしょうか。
最初に紹介したような高スペック人材でなくても、しっかりと大学業界を学び、しっかりと対策をすればなんとかなると思いませんか?
大学職員に向く人と向かない人はいると思います。
バリバリ営業で1位を取り続けたい!という人からすると、物足りない部分もあると思います。
逆に、しっかりコツコツと仕事をすることが得意という人には非常に魅力的な仕事だと思います。
自分の能力ではダメだなぁ。と思わず、1人でも多くの方が合格することを願っています。
いかがでしたでしょうか。
今回は大学職員になる人はどんな人について紹介してきました。
大学業界に興味のある方は、ぜひ就職・転職を目指してください!