各大学の偏差値は、『ベネッセ マナビジョン』を参考にしています。
各大学の情報は、各大学HPを参考にしています。
明治大学
偏差値:58~72
明治大学は、封建的な社会から近代社会へと変容する時代に、個人の権利を確立し、自由な社会を実現するために、
フランス法学を教授する明治法律学校として、1881(明治14)年に創立されました。
学部の増設にともなって総合大学となった現在でも、創立時からの伝統によって確立された建学の精神「権利自由、独立自治」に基づき、
自由と自治の精神を養うことを明治大学の理念としています。
商学部・経営学部・国際日本学部で4技能入試を実施
従来実施している「一般選抜試験」に加え、商学部・経営学部・国際日本学部では、「英語4技能試験活用試験」を実施しています。
「英語4技能試験活用試験」といっても学部によって実施内容が異なりますので、それぞれの学部の特徴を紹介していきます。
経営学部の英語4技能試験活用方式
経営学部は、2017年度入学試験より、英語4技能試験活用方式を導入し、明治大学内では、一番始めに導入した学部となります。
経営学部の方式は、英語4技能試験のスコアが所定の基準を満たすことができれば、入学試験当日の「外国語」の試験を免除し、さらにスコアに応じた得点を、他の科目の合計点に加算するというものです。
また、経営学部では、入学した後も、将来国内外で力強く活躍できるグローバル経営人材育成トラック「GREAT」という実践的なカリキュラムも用意されており、国際化に非常に力を入れています。
2019年度入学試験から、一般選抜試験と英語4技能試験活用方式の併願が可能
2019年度入試から制度が変更になり、従来できなかった一般試験と4技能試験の併願ができるようになりました。
2つの方式に出願した場合、入学試験当日は、「外国語(英語)」についても受験をし、合否判定はそれぞれ別々に行われます。
また、定員枠が異なるため、一概にどちらが有利ということは難しいということは明治大学HPのQ&Aでも回答されています。
英語4技能試験活用方式を利用すると、当日に「外国語」試験が免除になるため、その分他の科目に集中することができます。
出願に利用可能な英語資格・検定試験
経営学部では、『英検、TEAP、TOEFL iBT、IELTS、TOEIC (L&R) & TOEIC S&W』のいずれかの試験において、
スコアが所定の基準を満たすことによって、英語4技能試験活用方式に出願が可能になります。
さらに、所定の基準を満たすものについては、「外国語」以外の科目の合計得点に、「20点」もしくは「30点」が加算されます。
2科目の合計得点からの加算となるため、この加算をいかにゲットするかが、この4技能入試の鍵となりそうです。
スコア基準については、以下のページをご覧ください。
明治大学「2019年度経営学部一般選抜入学試験における「英語4技能試験活用方式」の実施について」
商学部の英語4技能試験活用方式
商学部は、2018年度入試から「英語4技能試験利用方式」入試を開始しました。
定員は15名で、『英検、TEAP、TOEFL iBT、IELTS』のスコア基準を満たすことで出願が可能となります。
あくまで出願資格のみでの活用となりますので、試験当日でも、「英語」「国語」「地理歴史、公民、数学」の3科目の総合点で合否判定を行います。
また、従来実施をしている商学部の一般試験との併願はできません。
当方式の詳細については、以下のページをご覧ください。
明治大学 商学部「英語4技能試験利用方式」入試
2020年度の商学部英語4技能試験利用方式について
2020年度の英語4技能試験利用方式の出願に必要なスコア(基準点)について、いくつか変更となりました。
変更点は以下のとおりです。
試験の種類 | 2019年度 | 2020年度 |
実用英語検定(CSE2.0) | 2級以上 | 2級以上 |
TEAP(TEAP CBTのスコアは不可) | 226以上 | 225以上 |
TOEFL iBT | 42以上 | 42以上 |
IELTS(アカデミックモジュールに限る) | 4.0以上 | 4.0以上 |
GTEC(CBTに限る) | – | 960以上 |
赤字となっている部分が変更なります。
また、商学部では2020年度から「国際バカロレア認定」部門も追加されるようですので、興味のある方はご覧ください。
国際バカロレアに関することは以下のページでも紹介しています。
国際日本学部の英語4技能試験活用方式
2020年度の英語4技能試験活用方式について
国際日本学部は2020年度入学試験から、「英語資格・検定試験」を出願資格とする「英語4技能試験活用方式」を新たに設置することを発表しました。
これに伴い、従来の「英語4技能試験を活用した外国語満点換算」が廃止されます。
2つの方式に併願することは可能なので、希望学部であれば両方を併願することで合格確率を上げることができます。
2019年度までの英語4技能試験活用方式について
国際日本学部では、『英検、TEAP、TOEFL iBT、IELTS、TOEIC (L&R) & TOEIC S&W、GTEC CBT』のいずれかの英語資格・検定試験について、所定の基準を満たすことで、外国語科目の得点を満点に換算されます。
合否の判定については、試験科目「外国語」を200点として扱い、残りの2科目の試験科目の得点を合わせた総合点で合否を判定します。
そして、合否判定は、志願者全員一律で行われます。「外国語」科目が満点となり、更に「外国語」科目が免除となりますので、残りの2科目に集中ができます。
国際日本学部の4技能活用試験は、基準を満たすことができればかなり優位になります。
そのため、他学部の基準よりも厳しい基準ではありますが、ぜひチャレンジしたい活用方式となります。
当方式の詳細については、以下のページをご覧ください。
明治大学 国際日本学部「英語4技能試験を活用した外国語満点換算方法について」
2020年度全学部統一入学試験での英語4技能試験の活用について
明治大学では、一般選抜入試の他に、全学部統一入学試験という全国各地で文字どおり全学部合同で一回の試験で併願ができる試験形態となります。
この全学部統一入学試験でも、農学部・経営学部・国際日本学部・総合数理学部の4学部が英語4技能試験を活用しています。
また、この4学部でも利用方法が異なっており、経営学部とそれ以外の学部という棲み分けができます。
その違いを表にしてみましたので、ご覧ください。
学部名 | 経営学部 | 農学部、国際日本学部、総合数理学部 |
募集人員について | 英語4技能試験活用の枠はなく、同じ募集人員枠での活用となる | 同一学部内で、英語英語4技能試験活用の枠を設ける |
英語を受験した場合の得点利用について | 英語4技能試験における学部別得点換算点と、「英語」の得点の高い方が採用される | 「英語」の得点は利用されず、英語4技能試験における学部別得点換算点が適用される |
合否判定について | 全て同じ募集人員枠での合否判定となる | 方式(募集人員枠)ごとの合否判定となる |
3つの学部(商学部・経営学部・国際日本学部)まとめ
このように、明治大学の英語4技能試験といっても学部によって特徴があり、自分の英語レベルや、自分が受けたい・学びたい学部によって志願学部が変わってきます。
最後に3つの学部の特徴をまとめましたので、ぜひ自分にあった受験対策をしてください。
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