日本学園の2023年度の入試結果が公表されました。
倍率が凄い勢いで上昇しています。
日本学園の2023年度入試結果
応募者を昨年度と比較すると、各日程で3倍~7倍の増加が見られます。
これだけでも明治大学の付属校になるインパクトの大きさが見て取れます。
また、実質倍率を見てみると4倍を超えてくると難関のイメージがありますが、 狙い目でもあった2月1日ですら4.7倍ということで、かなり多くの方が注目していたという結果がわかります。
4日と5日については、10倍を超える倍率でしたので、抑えというよりも挑戦校としての位置づけとなりました。
他の明大付属校との比較
他の明大付属校との競合についても確認しました。
2月1日については明大八王子のみとの競合でしたので、 立地的な違いから明大八王子への競合は数値としては、あまり見受けられませんでした。
ただ、立地も近く同じ男子校(日本学園は26年から共学化)ということもあり、明大中野の応募者が減少しています。
特に2月4日については試験日が重複していたので、明大中野を挑戦校としていた家庭については、 同じ明大付属ということで、日本学園に流れた可能性があります。
日本学園の倍率が高い理由を検証
まずは目に留まる高倍率については、全体受験生が昨年の5倍以上ということで、受験者の爆発的な増加がありますが、それに加えて合格者があまり多くないという点も大きいと思います。
日本学園の定員は120名ですが、その合格者は141名というで、1.1倍程度の合格者しか出していません。
明大中野と比較すると定員は倍の240名で、合格者は396名の約1.6倍を出しています。
各学校は辞退を見込んで合格者を出すため、定員よりも多めに合格者を出します。
他の同規模大学付属(MARCH)への影響 同じ明大付属以外にも、MARCH付属校への影響についても見ていきたいと思います。
日本学園と通学圏が近い3校を見ていきます。
中央大学附属中学校
小金井市に所在する中央大学附属は、試験日が重複していますが、大きな影響はなかったようです。
偏差値帯的には日本学園よりも高い位置にいることと、私服可といった自由な校風を売りにしているので、それを目的にしている家庭とは競合がなかったのかもしれません。
法政大学中学校
三鷹市に所在する法政大学中学校については、2月1日に試験日重複がありました。
日本学園人気の影響かは断定できませんが、初日は前年度比75%と、減少傾向にありました。
立教池袋中学校
豊島区に所在する立教池袋中学校については、5日目のみ試験日重複がありました。
応募者は前年度比でも113%と上昇しており、日本学園の影響を受けていません。
同じ男子校ということもあり、多少の影響はあるかもと予想していましたが、 偏差値帯に高い位置にいることと、池袋という立地が西武線や東上線といった明大前とは若干異なる路線を利用する生徒が多かったのかもしれません。
その他の大学付属への影響 MARCHクラスの付属中学校については、影響が限定的でした。
今後明治大学の系列校になるとはいえ、まだ偏差値帯が見えないこと、 明治大学への推薦実績がないことから、MARCH付属校を狙える層は順当に受験したという印象です。
次はMARCHの下に位置する大学付属への影響についても見ていきます。
このあたりを受験する層は、日本学園を併願校にすることも考えられるため、明治大学への進学もありうるのでは。と思って日本学園に流れることも想定できます。
日本大学豊山中学校
文京区に位置しているため、若干距離も近く男子校ということもあり、前年度比85%と減少傾向にありました。
2月1日は定員も多く、第一希望をどちらにしようか迷った家庭も多かったのはないでしょうか。
前年度比で見ると減少傾向にありますが、それでも応募者数の合計は2,000を超えているので、以前として人気校であることは間違いないです。
國學院大學久我山中学校
杉並区の久我山駅に位置するため、立地的にはかなり重複していますが、前年度比107%と影響は受けていません。
國學院久我山は高校の進路実績が素晴らしく、早慶上理に多数合格している他、東京大学にも毎年のように合格者を輩出しています。
という家庭と、
という家庭とでも希望度が異なっていると思います。
エスカレーター式の大学進学を目標としない層が受験しますので、今後も大きな影響は限定的だと推測します。
前年度比で見ると85%~89%といった範囲で減少しています。
住所を見ると、日大二中が立地的な影響を受けていますが、一中・三中についても同じような割合で減少しています。
日本大学第一中学校
日本大学第二中学校
日本大学第三中学校
同じ偏差値帯であれば、大学受験を考えてもやはり最低でも明治大学に行ける可能性があるのなら。
といった家庭が多かったのかなと推測しています。
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入試結果のまとめ
日本学園の今回の入試結果を見ると、やはり大学付属校の影響は非常に大きいことがわかります。
また、明大前という立地を考えると本家である明大明治に近い偏差値帯まで将来的には上昇することも考えられます。
しかし少し気になる点としては、現状の内部推薦についてはまだ実績がなく、大学からの発表でも「目指す」といった書き方しかされていないことです。
学校名の変更があったものの、教える先生が変わるわけではありません。
今後大きな教員改革があれば話は別ですが。 少なくとも今回の入試結果を見る限りこれまでよりも偏差値帯が高い生徒が入学してくる可能性は高いですが、 それでも26年度に付属校化し、29年度に明治大学へ内部推薦する割合がどれくらいになるのは現時点では確証がありません。
蓋をあけてみたら、200名分はとれない。
学力レベルをみたときに、26年度に高校入学した生徒からのみ大学推薦する
といったこともありうるわけです。
それでも明治大学に行けるかもしれない。 仮にダメでも一般入試でもっと高い大学に行ってやる! そういった希望をもって受ける分にはまったく問題ないと思います。
どちらにしても日本学園を批評したいわけでもなく、客観的に見た結果をまとめてみました。
今回の狭き門をぐぐって合格した方も、別の学校に行くことになった方も、 この経験は人生の中でもとても大きなものになったものと思います。
また、これから中学受験を目指す家庭については、ぜひ色々な情報を入手しながら、 自分たちに一番合った中学を探してもらいたいと思います。
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