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【2022年度入試速報版】「志願者数が多い大学」ランキング

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さて、今年も入試シーズンが始まりました。

昨年はコロナの影響でどうなるかわからない部分が多く、来年は受験生が自分のペースで受けられるよう願っていましたが、やはりまだまだコロナの影響は大きく、特にオミクロン株の濃厚接触者に対応は皆さん不安になりながらの受験になっていると思います。

今年の受験生は、コロナの影響で学校行事が中止になったり、連日のニュースで不安なったりと、本当に大変な状況で入試を迎えたと思います。

まだまだ入試は続きますが、本当にお疲れ様です。

不安がいっぽいの中での入試でまだまだ折り返し地点の方も多いと思いますが、残りの日程もこれまでの努力が実るよう祈っています。

今回は、例年紹介している大学の志願者数に関する記事になります。

18歳人口の減少や、新型コロナウイルスの影響で今回の大学入試はどこの大学も大幅な減少が予想されていました。

確定ではありませんが、概ね各大学の志願者数が出揃ってきましたので、現時点の志願者数の一覧を紹介します。

数年にわたって志願者数ランキングは追っているので、前後の数値が気になる方はこちらもご確認ください。

目次

2022年度私立大学志願者数ランキングについて

それでは、早速ですが2022年度私立大学志願者数ランキングを紹介します。

スクロールできます
大学名志願者数前年志願者数前年増減数前年比2022年度順位2021年度順位
近畿大学143,281119,73723,544119.66%11
法政大学106,99590,94816,047117.64%25
明治大学101,93599,0092,926102.96%32
千葉工業大学101,60774,36627,241136.63%410
早稲田大学93,84391,6592,184102.38%54
東洋大学84,89089,789-4,89994.54%66
日本大学82,48797,948-15,46184.22%73
立命館大学78,96074,9464,014105.36%89
関西大学77,65678,561-90598.85%97
中央大学63,35577,357-14,00281.90%108
立教大学62,64665,475-2,82995.68%1111
龍谷大学52,19152,944-75398.58%1212
東京理科大学51,51049,3012,209104.48%1313
青山学院大学47,83940,1237,716119.23%1417
同志社大学45,78944,4811,308102.94%1514
福岡大学43,69042,978712101.66%1616
東海大学41,89539,4522,443106.19%1718
専修大学40,34144,360-4,01990.94%1815
名城大学38,84335,0983,745110.67%1922
慶応義塾大学37,89236,6811,211103.30%2021
関西学院大学37,21332,8364,377113.33%2125
京都産業大学35,51838,291-2,77392.76%2220
芝浦工業大学34,07934,824-74597.86%2323
駒澤大学27,38138,342-10,96171.41%2419
武蔵野大学26,65933,106-6,44780.53%2524
中京大学23,99724,699-70297.16%2628
東京電機大学23,39824,132-73496.96%2730
上智大学22,50326,269-3,76685.66%2826
神奈川大学21,18219,2491,933110.04%2934
東京農業大学19,99220,002-1099.95%3032

※一般入試のみ、夜間・二部含む

※全大学を対象に30位まで記載

※参考サイト:大学通信ONLINE 2022年入学志願者速報

9年連続志願者全国1位となった近畿大学

まだ確定ではありませんが、近畿大学を抜く大学はないでしょうから、これで9年連続の日本一になります。

もはや

志願者数が一番多い大学は?

と聞かれたら、大学の志願者数に興味がある人は、誰もが近畿大学と答える状況になっています。

たろう

近畿大学の魅力は、その改革力にあります。

近大マグロなどを筆頭に研究結果を商品化し、収益にあてるという、良いサイクルを作っています。

また各種イベントでは、著名人を積極的に招待するなど、話題性抜群の大学と言えます。

ただし、このよく言われる志願者と実志願者については集計方法が異なる部分があります。

詳しい記事を紹介していますので、ご覧いただけると幸いです。

各大学の志願者数に明暗!?

今回の入試でも、少子化や新型コロナウイルスの影響により、各大学の志願者数は軒並み減少することが予想されていました。

新型コロナ流行から時間が経ち、未だ大学生はオンライン授業が主流となり、これまでの大学生活を送ることができない状況です。

大学入試の1つ目安として、10万人を超える大学ということがあります。去年この基準を達成したのが近畿大学のみでしたが、今回は近畿大学のほかに、法政大学、明治大学、千葉工業大学と、4大学が10万人と達成しています。

千葉工業大学については、昨年7万人台から、一気に10万人を達成しており、SA日程入学試験にて数学1教科で合否判定できることが要因だと予想しています。

たろう

大学人気とあわせて、入試方式の変更に志願者数を伸ばす例もありますので、各大学の今後の動向にも注目です。

実志願者数を見ていくと結果は異なる?

過去の記事でも実志願者数について説明している記事があります。

実志願者の詳細についてはこちら

こちらの記事を見てもわかるように、通常言われる志願者数は延べ志願者数を指しています。

この意味は、

同じ人が何回受けても何回でも志願者数が増えるということです。

はなこ

特にトップを独走している近畿大学の実志願者数は、数年前の時点では500倍にもなっていました。

一方その他の上位大学は2倍程度なのに、併願者の多さが際立ちます。

このカラクリは意外と知られていないことが多いです。

何故こんなことが起こるかというと、「志願者数No.1」「10万人が受ける大学」という響きがカッコ良いからです。

言い方を変えると、

広報戦略として非常に受けが良い、インパクトがあるからです。

そのため、併願率が非常に高い大学は、受験料を同じで別学部の試験を受けれたり、別試験を受けれたりといった優遇があります

今回志願者数10万人を超えた2大学は、過去の併願率は500%オーバーだったので、同じような理由になるでしょう。

逆を言うと、実際に入学するのは1人なので、併願者が多いほど入りやすいとも言えるかもしれません。

増加している大学や減少率が低かった大学の特徴は

増減率が高い大学を見てみると、やはり日本大学の存在が目に入ります。

昨年の10万人近い水準から、1、5万人ほど減少し、現時点で8万人強となり、田中前理事長の脱税などの事件が尾を引いている結果となりました。

特に大学には経常費補助(私学助成金)と呼ばれる補助金が収入の1つとなっており、約90億円と言われる額が全額不交付となりました。

その他にもアメフト部の危険タックル事件や医学部の不正入試など、不祥事が相次いでおり、イメージダウンや、経営状況などを受験生が見たときに敬遠されたと推測しています。

また、減少数でみると、中央大学の数値も気になります。

中央大学は2023年度からのキャンパス移転を発表しており、今後の改革に期待がかかっていますが、受験生数のみで見てみると苦しい状況が続いています。

増加数で見ると、法政大学が10万人の大台に到達しています。

昨年と比較すると、15%~20%の上昇となり、近畿大学に次ぐ、全国2位という順位となります。

その他、GMARCH、関関同立と呼ばれる私立上位層についても、増減はあるものの、概ね志願者数を維持している印象です。

大学グループの関連性は

規模や偏差値帯が似ている大学は、よくグルーピングされて呼ばれることがあります。

「GMARCH」「関関同立」「日東駒専」などです。

これらは、互いに影響を受けやすく、同じグループの大学の人気が上がったり下がったりすることで、その影響を受けやすい傾向にあります。

グループに興味がある方はこちらも参考にしてください。

大学グループの詳細についてはこちら

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まとめ

いかがでしょうか。

今回は2022年度志願者数の速報版を紹介しました。

今後確定版が出揃い次第、また紹介しようと思います。

少子化の影響で志願者数が減ることが予想されている中での、新型コロナウイルスの影響はとても大きなものでした。

今後は大学の在り方についても議論する必要が出てくると思います。

肥大した大学数は、今後整理され、本当に魅力のある実力のある大学だけが生き残る時代になるかもしれません。

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